仰るとおり

アラウンドサーティ、わたしと彼女とあのひとと

彼女は娘より自分のほうがかわいいと言った

”優しくされると

 すぐに舞い上がって

 しまうのは

 

 かまわれずに

 育った子の運命”

 

ー『金魚妻』黒澤R(集英社)より引用

 

 

 

こんなモノローグを読んで猛烈に頷いた長谷川です、こんばんは。

 

 

さて、わたくしはカウンセリングに通っていると申しましたね。

このブログは、長谷川が自身を見つめ直すための備忘録のようなものと思っていただければと。

 

簡単にいうと日記ですね!

きっとブログってそういうもの~

 

 

 

都内某所、清潔感あふれるオフィスの高層階にて、東京の街を見下ろしながら月に1度ほどのカウンセリング。

 

ただただ自分の話をするだけで、カウンセラーの先生が長谷川の深層心理をサクッと解析!

それを聞いてただただ項垂れる長谷川。

 

 

よく考えてもみなさいよ、自分のこじれた性格を突きつけられてこれからどうしろと?

今まで普通に普通に生きてきたと思っていた自分の考え方を変えるのは至難の技でございますし?

 

「べつに変える必要なんてないよぉ!」

 

そんなことを仰る方もいますけどね、そんなの得てして綺麗ごと。

 

 

(自分とはまるで関係のない話だね)と思っていたからこそ爆笑しながら読めていた自己啓発本には、「相手を変えるよりも自分が変わる方が楽」というようなことはよく書いてありました。

 

 

それについてだけは、まったくもってその通りだと思っているのです。

 

 

 

 

今日はすこしだけ、長谷川の母とわたしの話をさせてください。

 

 

長谷川幼稚園児、弟誕生。男の子が欲しかった母親は憎き義母に顔面が似てしまった娘を放置し弟を溺愛

 

長谷川小学6年生、母親がアメリカに逃亡

 

長谷川中学1年生、両親が離婚

 

長谷川の母親、高スペックのアメリカ人彼氏多数

 

長谷川高校生、セックスに満足できない

 

長谷川大学院2年生、母親がアメリカでくも膜下出血にて倒れ永眠

その間母親の3人の彼氏、元彼らと会う

現彼氏、妻帯者にもかかわらず母を溺愛(長谷川にもスーパー優しい)

 

一方の長谷川、遠距離恋愛中の彼氏に2年間放置されている

 

長谷川帰国、2年ぶりに会った恋人になぜか抱かれない

 

長谷川大学院卒業、恋人と別れる

 

 

 

長谷川、1年ほどフリーの人生を謳歌する

 

 

長谷川、突如容体が急変、カウンセリングに通いはじめる

 

 

 

 

 

 

 

 

最近気がついたことなのですが、

わたしのコンプレックスの根底には間違いなく母親が関係しているようなんですね。

 

親としての母を見ていた時間よりも、女としての母を見ていた時間のほうが長いうえによく知っているんです。

 

母の惚気話もたくさん聞きました。

 

彼女はわたしよりもずっと愛嬌があって、素直で可愛らしいひとです。

 

 

そんな彼女が素敵な男性に愛されている様子を目の当たりにした長谷川は、セックスも満足にできず結婚を考えていた恋人との関係も終わりかけの20代女子。

 

 

愛されている母親が、羨ましくて仕方ありませんでした。

 

 

 

子供たちという犠牲を選び離婚して、女性としての自分を大切にすることを選んだ彼女なら当然だと今ならわかります。

 

娘はなぜこうも意気地がないのか。

 

 

なけなしの(それでいてばか高い)プライドだけは残っているので、それをなんとか使っていかなければ。

 

 

「彼女」、つまり亡くなった母については、きちんとまとめたいと学生の頃から考えていました。

それを思うと、カウンセリングで母の話を掘り下げたのはとても良かったのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

どうやら21日ぶりの投稿らしいです。

意気揚々とブログをはじめたことに乾杯!なんて言っておきながら21日ぶり?

 

はぁ?

 

次回はこんな怠慢なわたしを急かしてくれる友人(自称元レズ)の話をします。

 

 

 

 

 

はせがわ